日本と西欧のビジネス文化の違い
昨夜、外国人のお客さんと夕食に行った。彼は今までにオーストラリア、イギリス、韓国、日本でキャリアを積み、今はグローバルの製薬企業でに勤めている。
仕事の話だけではなく、歴史・文化・プライベートなど深く話し込んだ。彼の言葉から、印象に残ったものをいくつか備忘録として書きたい。
・極東アジアのBusiness PersonはOpportunist(都合のいい時を知っている人)が多い。
・極東アジアにおけるビジネスの文化は似ているところがある。自分なら、危ないと思った仕事は最初から回避する
(例)上司の命令は間違えていてもやる
・極東アジアの人は、西欧のビジネス文化に順応できないため、昇進しにくい
・ビジネスの世界において、日本人は日本でしか生きれない人が多い
・西欧のビジネスは自由な雰囲気があり、個人に裁量もあるが、プレッシャーもある
(パフォーマンスやアピールが悪ければ、すぐにクビになる)
・日本語は話せなかったが、どうにかなると思って日本に来た。すでに4-5年経ったが、こうして問題なく生きのびている
・日本では、会社が社員の人生を決めている
日本の外資系は本国の文化やグローバル人材は入っているが、日本人が大半を占めており、文化や仕事の進め方は日本風である。日本のやり方がかなり通用する。私は未来にたくさんの選択肢が欲しい。だから、海外でも通用するよう成長したい。
1-2年後、海外でのキャリア形成に挑戦したいーーーそんな気持ちを、現実味を帯びて今までにないくらい強く感じた。
仕事に自分の欲を出す
先日、前職の先輩と久しぶりに会った。クリエイティブ系の仕事をやっている先輩で、最近の仕事を見せてくれた。
それはクライアント向けのキャンペーンサイトで、そのクライアントのイメージらしくないものだった。堅い表現が多い業界だったので、いい意味でイメージを覆されたし、競合とも差別化もできていた。
その時先輩は「正直、全然満足してない。だけど、この仕事は俺がやりたいようにやろうと思った。客にもそれを伝えた。」と言い、「好きなことやればいいじゃん。」と続けた。
相談していたわけでは無かったので意外に感じたが、はっと気付かされた。前職にいた時に考えていたことを思い出した。「面白いこと、新しいこと、憧れること」を実現してみたかったのだ。
今の会社はとても魅力的だ。スケールは大きく新しい挑戦はたくさん有る。しかし、売上や利益率など数字の責任や社内政治など、面倒くさいことは多い。現場のトラブルやメンバーの愚痴や不安、クライアントのリクエスト対応といった、他人の事情や意向に振り回され続けている。物事を進めるために、自分の希望ややりたいことは後にした。
それに負けないようポジティブな気持ちは持ち続けているし、モチベーションも低くはない。だけど、知らぬ間に視野が狭くなり、目の前のことばかりに集中し保守的な姿勢になっていた。先輩の言葉は、それを気づかせた。
自分にとって仕事における大事なことは「やりたいことをやる」だ。それは、未来をつくる仕事に関わること。最先端の場所にいること。凄い人たちと一緒に働けること。三方良しが築けるスキルと権限を持つこと。
まだ我慢は必要だけれども、明日から少しずつ自分の欲を仕事に出していこうと思う。
日経ヴェリタス0522-28号メモ
久しぶりにヴェリタス買った。(先週分ですが)
今日はメモの取り方を変えてみた。
とったメモのダイジェストとしては
・アベノミクスと日本経済トピック
・アジア各国の経済トピック
・投資向けのメモ
です。
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・投資には、投資運用会社の商品や動きを見ることが大事?
例)5月初旬、香港運用会社が日本資産を投資対象にするヘッジファンドを閉鎖
3月ブラックロックが日本株の投資判断を引き下げた
・基礎的財政収支(プライマリーバランス)
http://www.findai.com/yogo/0232.htm
日本は、国際公約(国際会議での宣言で拘束力はない)として、20年に黒字化を目指している
・日本経済は年8-9兆円程度の需要不足にある
そのため、財政出動や消費税延期を求める声が有る
・円安ドル高傾向
米6月利上げが再開すれば、ドル買に向かう予測
・消費税延期になれば債権需給が一時的に緩和し、日本国債の格下げに繋がる
・伊勢志摩サミットの合意点(G7伊勢志摩首脳宣言)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/is_s/page3_001697.html
・日銀の長期国債の買い入れ額は年120兆円
・(エコノミストのアイデア)
消費税は年々増加する必要がある⇒ロボットを導入してコストを抑えて増税による買い控えを回避する
・アベノミクスによる医療業界での変化
医療保険と自由診療を組み合わせる混合診療
患者申出療養制度(海外の最先端技術や医薬品を利用しやすくする)
・財政出動は外国との足並みが揃わないと効果がない
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/27/2016052700635.html
イギリス、ドイツは反対。
・貿易黒字の継続は、為替市場で円高・ドル安を定着させる一因となる
・台湾新政権は脱中国を目指すが、輸出が4割あり中国依存している現状で
台湾企業との考えに差異がある
・インドモディ政権3年目
マクロ経済は成長率7%、外資誘致、外交安全保障は良い
貧困、国民の融和、経済改革、インフラ整備は☓
・ゼネコン好調で相次ぎ増配
五輪、首都の再開発、インフラ更新など
・電通の売上純利益は海外比率が約5割
米ドル28%、ユーロ17%、英ポンド13%、中国元13%
・バイオベンチャー投資は戦略見極め
ビジネスモデル1;創薬
ビジネスモデル2;創薬技術を提供
ビジネスモデル3;創薬を支援
投資の成果は10年単位で。
大手との連携が成長の条件
・日本企業対象のMA総額が4年ぶり高水準
(日本企業の買収含む)
・中国経済、小康状態。過剰債務や過剰設備の調整が必要。
・中国の1-3月GDP実質伸び率は6.7%
・バフェットの投資
著名ブランドを持ち、参入障壁が高く、安定したキャッシュフローがある企業を好む
30代の転職③
今日はお金の話。
一回も転職考えたことがない人や、
会社やエージェントに流されやすい人、
待遇による会社選びには参考にできるかもです。
◆希望報酬
「希望年収は?」はよくある質問。
僕の場合、特別な事情がなければ(人気会社で、給与が安くても入りたい等)自分でも少し高いと思う位の金額を伝えます。
成功例はあります。
年収450万が相場の職種で、敢えて500万希望で提示したところ、480万までアップして内定をもらいました。
僕がこれを実践していた根拠は以下の通りです。
①交渉しやすい
採用において、会社が決定権を持っているので有利です。また、会社はなるべく低コストで優秀な人が欲しいではず。弱気で低い金額を提示してしまうと、そこが交渉のスタート金額となり、自分の希望金額に到達しない可能性があります。
#交渉術でDoor in the Face と言われる方法みたいです。
【ドア・イン・ザ・フェイス】交渉テクニック | 心理学 | Ofee
②会社が自分に興味を持っていれば交渉は可能
会社が採用するのは人手がなくて困っているから。採用はコストがかかるし、長期化すればするほど増大するリスクがあります。なので、興味を持たれたら同じ土俵に立ったと思い、採用側と同じくこちらも自分の要求を伝えます
③給与は意外と言い値で決まる
自分の経験と推測ですが、明確な給与決定基準が存在する会社は、そこまで多くないと思います。とある会社の社長が採用決定する際は「これぐらいでいいか」と言って決めていたこともありました。給与は、業界の相場、会社の現役職の給与、そして面接者が与える「仕事デキル感」と「期待感」のような印象で決まると考えています。そもそも、一緒に仕事したことがないのに実力を評価できません。(採用側には申し訳ないのですが)ハッタリでも良い印象が与えられれば、給与は意外と言い値で決まります。
ただし、伝え方によっては心証を悪くする可能性もありますし、中途の場合は前職の報酬額と比較されて決まる場合もありますので、事前に会社のことを調査しておく必要があります。
また、エージェンシーを利用しているなら、採用者とは直接交渉せず、すべてエージェンシー経由で伝えてもらえば大丈夫です。
◆報酬は現金だけで考えない
報酬アップすれば嬉しいですが、税金が悩みの種となります。所得税の場合、330万円以上になると10%も上がり、695万円以上でも3%上がります。3%とはいえ700万台なら馬鹿になりません。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4.000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
また、厚生年金や住民税もガッツリ上がってしまいます。
▼厚生年金の計算方法
保険料の種類 | 保険料額の計算方法 |
---|---|
毎月の保険料額 | 標準報酬月額 × 保険料率 |
賞与の保険料額 | 標準賞与額 × 保険料率 |
もし、会社を選ぶ際は単純に「年収」で選ぶよりも、税引後も考えた「手取り」で選ぶことが良いと思います。例えば、社宅や食事支給、現物支給、値引販売、株譲渡も実質的な手取りを増やすことになります。
どこまでが課税対象となるかは国税庁の下記サイトで紹介していますので参考にしてください。
以上、転職にまつわるお金の話でした。
また何か書きます。
日経ヴェリタス_160111
今週のヴェリタス。気になった内容だけ適当に抜粋。
<気になったキーワード>
中国経済、原油安、インバウンド消費
ーーーー
■中国関連
1ドル7元台まで下落の可能性'
Ledヘッドランプ受注比率上昇。小型、複雑な形状、熱量少ない、電力節約
りそな24時間365日振り込みサービス
日経新聞_160109
自分用メモ。日経ヴェリタスのメモも書きたいですが、時間があれば。。
- イーユン・リー/中国の作家。英語で自分の想いを解き放つ。
- 西成に外国人向けバックパッカーが多数。拠点化。
- 全国がん登録制度が今月スタート。予防策や治療技術の向上が目的。国内でがんと診断されたすべての人のデータを国が1つにまとめて管理。国立がん研究センターのデータベースが一元管理。課題は個人情報の取り扱い。がん登録推進法に情報保護の規則を盛り込む。
- 病気リスク、体質、脳の機能を検査する遺伝子検査の市場が、前年から8割増。政府、規制検討。
- 人口ボーナス期。中国は減速。生産年齢人口比率はGDPと一致。10-40年の間に、中国、日本、韓国、台湾で減少。一方、インド、インドネシアでは増大する見通し。人口ボーナスの実現には、雇用に必要な教育と雇用が必要、なければ失業者が増えて経済負担が増す。インフラ不足が企業活動や消費の足を引っ張っている。
- 孫正義インタビュー。
「現場の一番詳しい人間に聞くこと。本当は管理者に聞くべきだろうけど、僕は『お前のまた聞きじゃわからん』と無視する。本音でぶつかり合うことが大事で、きれい事だけでは物事は解決しない。」
- 日本の生産年齢人口は2035年に17%減少。
さて、これからジムへ!
30代の転職②
今日は転職ツールと報酬 / 待遇のお話。
僕は2-3年のスパンで転職しており、30代前半にして3社目。
いろんな転職サイトやサービスを利用してる。
転職経験がない人は意外と知らないみたいなので、
これから考えている人向けに、現在僕が登録しているものを共有する。
メリットデメリット、評価、ノウハウなどはまた別の機会に記したい。
① Web 関連
[サイト] リクナビ、エンジャパン、BizReach (閲覧のみ) DODA
[SNS・その他] Linkedin 、転職会議、Wantedly
②サービス(日系企業メイン) ※「web / IT」系に強い
ワークポート、ギークリー、アールストーン
③サービス(外資系企業メイン) ※「web / IT」「広告」「外資」系に強い
Cole and Company、en World、Talent2、Wahl & Case K.K.、Harvey Nash
話は変わって、件の現在オファー(内定)をもらっている会社について。
彼らから提示されている金額 / 待遇について共有したい。
ぼやかして書くところが多く申し訳ないが、
一つの目安として知ってもらえればと思う。
【会社情報】
[設立] 20年
[本社所在地] アメリカ
[支社] アジアとヨーロッパ全体、オセアニア、北・南米
【職種】
デジタルマーケティング領域における
Web ディレクター / プロデューサー または PM
【契約形態】
正社員 (試用期間6ヶ月)
【報酬 / 待遇】
[報酬]
760万(30hの残業代含) + 30h 以上 またはその他残業代
[待遇]
・完全週休2日(祝日・年末年始休暇あり)
・社会保険
・残業代
<内訳>
30~60h以上 : 125 %支給
60h以上 : 150 %支給
休日 : 135 %支給
夜10時~朝5時 : 150 %支給
・有給(10日/年。勤続年数に応じて増加)
・昇給2回/年
・福利厚生システム
・オンライントレーニングシステム
なお、住宅手当や退職金制度、ストックオプションは現時点ではない。
また、待遇ではないが直行直帰が可能なのと、
クライアントと調整がつけば自宅作業も可能である。
今回はここまでです。
また次回!