なじだがね?

東京在住の30代。デジタルマーケティング関連。自分用メモ、情報のシェア、思ったことを書きます。

30代の転職③

今日はお金の話。

 

一回も転職考えたことがない人や、

会社やエージェントに流されやすい人、

待遇による会社選びには参考にできるかもです。

 

 ◆希望報酬

 「希望年収は?」はよくある質問。

僕の場合、特別な事情がなければ(人気会社で、給与が安くても入りたい等)自分でも少し高いと思う位の金額を伝えます。

 

成功例はあります。

年収450万が相場の職種で、敢えて500万希望で提示したところ、480万までアップして内定をもらいました。

 

僕がこれを実践していた根拠は以下の通りです。 

①交渉しやすい

採用において、会社が決定権を持っているので有利です。また、会社はなるべく低コストで優秀な人が欲しいではず。弱気で低い金額を提示してしまうと、そこが交渉のスタート金額となり、自分の希望金額に到達しない可能性があります。

#交渉術でDoor in the Face と言われる方法みたいです。

【ドア・イン・ザ・フェイス】交渉テクニック | 心理学 | Ofee

 

②会社が自分に興味を持っていれば交渉は可能

会社が採用するのは人手がなくて困っているから。採用はコストがかかるし、長期化すればするほど増大するリスクがあります。なので、興味を持たれたら同じ土俵に立ったと思い、採用側と同じくこちらも自分の要求を伝えます

 

③給与は意外と言い値で決まる

自分の経験と推測ですが、明確な給与決定基準が存在する会社は、そこまで多くないと思います。とある会社の社長が採用決定する際は「これぐらいでいいか」と言って決めていたこともありました。給与は、業界の相場、会社の現役職の給与、そして面接者が与える「仕事デキル感」と「期待感」のような印象で決まると考えています。そもそも、一緒に仕事したことがないのに実力を評価できません。(採用側には申し訳ないのですが)ハッタリでも良い印象が与えられれば、給与は意外と言い値で決まります。

 

ただし、伝え方によっては心証を悪くする可能性もありますし、中途の場合は前職の報酬額と比較されて決まる場合もありますので、事前に会社のことを調査しておく必要があります。

 

また、エージェンシーを利用しているなら、採用者とは直接交渉せず、すべてエージェンシー経由で伝えてもらえば大丈夫です。

 

 

◆報酬は現金だけで考えない

 報酬アップすれば嬉しいですが、税金が悩みの種となります。所得税の場合、330万円以上になると10%も上がり、695万円以上でも3%上がります。3%とはいえ700万台なら馬鹿になりません。

 

所得税の速算表
課税される所得金額税率控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え4.000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

出典:No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁

 

 

また、厚生年金や住民税もガッツリ上がってしまいます。

 

▼厚生年金の計算方法

保険料の種類保険料額の計算方法
毎月の保険料額 標準報酬月額 × 保険料率
賞与の保険料額 標準賞与額 × 保険料率

出典:厚生年金保険の保険料|日本年金機構

 

 

もし、会社を選ぶ際は単純に「年収」で選ぶよりも、税引後も考えた「手取り」で選ぶことが良いと思います。例えば、社宅や食事支給、現物支給、値引販売、株譲渡も実質的な手取りを増やすことになります。

どこまでが課税対象となるかは国税庁の下記サイトで紹介していますので参考にしてください。

No.2508 給与所得となるもの|源泉所得税|国税庁

 

 

 以上、転職にまつわるお金の話でした。

また何か書きます。