30代の転職①
久しぶりの日記。
この2か月近く、転職で頭が一杯。
とあるアメリカの企業から新部署立ち上げのメンバーにならないかと話が来ている。
リスクはあるが、スキルを伸ばし、キャリアを磨くうえで魅力的な話だ。
しかし悩んでいる。
他の会社にもっといいチャンスがありそうだ。
今の会社でも、交渉すればもっといいチャンスがあるのでは。
新部署なんて流行りにのっただけの出来合いの部署で、
数年で消えてしまうかもしれない。
それだけではなく、転職を重ねるほど、俺を雇いたい企業は減っていくのでは?
これから体験することは、自分のやりたいものに一致しているのか、
未来では通用しないスキルなのでは。
深く考えこんでいたので、参考になればと一冊の本を購入した。
備忘録として、折り目をつけたページの内容を挙げていく。
一部、自分の言葉に置き換えている。
転職を考える人の参考になれば幸いだ。
『残酷な20年後の世界を見据えて働くということ。』
・世界銀行によれば、日本の人口は20年後1330万人減る。
・20年後、人口ピラミッドは逆三角形となり、出生率は下がり続ける。
・レイ・カーツワイルによれば、遺伝(G)、ナノテクノロジー(N)、ロボット(R)で
近い将来革命が起こる
・会社を存続させたいのなら、社会に求められるものに変わる必要がある。
会社を続けることを目的にすべきではない。
・誰もが将来を予想することはできない。分からないうえで、選択する。
・転職先、取引先を選ぶ上でも投資家の視点を持つ。パイが多い企業(売上・利益が高い)を選べ。
・公表データだけでも企業を評価できる。様々な切り口で評価する。
・公表データ + ヒアリング(足で稼ぐ、scuttle butt) + 株価 を調べる
・過去20年で劇的に人員が減った職種はこれからも減少する可能性が高い
・テクノロジーで労働時間はより短縮される。得た時間は自己形成や芸術鑑賞に使うことが人間的では。
・転職を考えるときは、会社が上がり坂なのか下り坂にいるか意識する。
・著者の意見では、迷ったときは転職しない方が無難だが、
「迷ったときこそ難しいことを選ぶ」と考えるのもいい。
・転職は、その人の生き方や、考え方に紐づくことだ。(つまり、正解はない。)
・あなたの会社は、将来負け戦を強いられることはないか。
・自分の能力、市場価値を常に高めるように努める。
・語学、MBAなどのスペックだけでは仕事はとれない。
・組織行動学 - Organizational Behavior
・仕事では何より「人間力(①他人を思いやる心②謙虚さ)」が大事である
・マーケット(株式市場)から貴重な情報を得て、理解し、自分の行動に役立てる
・日本、アメリカ、欧州では独特の資本主義システムがある。昨今、アメリカ風になっている傾向が見られる。
・誰もがグローバル資本主義からは逃れられない。
・企業の時価総額(株価×発行済株式)に注目せよ。一つの評価尺度。
・買収は①現金②買収側の株式で実現できる。それらは買収Currencyという。
・「産業資本のロジックではなく、金融資本のロジックによって飲み込まれてしまう」
- ミタルによるアルセロール製鐵買収
・Power of Equityが、スポーツ選手よりもあなたをRichにする
・魂をお金で売るか、自分自身(人間)として価値あるものを追うのか。
・「ツイッターに決めたのは、ただ単にアメリカで働いてみたかったから」
・成功する人はいつも ①努力する ②諦めない ③人に好かれる といった人だ。
・外資系に求められるのは、Best effort basis ではなくGet things done
…といった感じ。
「この会社がいいか分からない」はよくあるので、
投資家目線で株価のチェックや、公表データからの経営分析を行いたい。